世界各国、その国の文化を表した姿で人形は有ります。役割も様々で、子供達のおもちゃであったり、装飾や、祭祀・祈願にも登場します。
日本人形の歴史も古く、約1000年以上前に登場します。
医療の発達していなかった時代、親は生まれた子供が何とか無事に育って欲しいと願い、子供が生まれると人形を飾り、いざという時には身代わりになって欲しいと祈りました。
そして、世界一の長寿国となった現代でも3月「雛祭り」や5月「端午の節句」には、人形を飾り子供たちの健康を祈願するお祭りとして伝えられ、日本人と人形との神秘的なつながりは引き継がれています。
市松抱き人形はちょうど、子供たちを人形にした感じかな。 そして、ただ飾って楽しむだけじゃなくて、「リカちゃん」や「バービー人形」と同じように 衣装の着せかえをして楽しめるんだ。昔、女の子たちはお母さんに着物のぬい方をおそわりながら、 着替えを作る事で、着物をぬう練習や着物の着方を練習したんだ。今でも、お母さんやおばあちゃんと、そんな楽しみ方をしてもらいたいと思っているんだ。